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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2010年02月13日 06時59分40秒

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    挫折の人生から


    土曜日の朝5時半から、「ライフライン」という番組がある。
    聖書の教えを知らせるための番組だ。
    私は、いつものように5時に起きて、「美の壺」を観て、
    次にこの番組を観ることにしている。
    実は、私は「聖書」を旧約から新約まで1回全て読んでいる。
    その聖書は、アンダーラインで赤くなり、分厚い聖書になっている。
    不思議なる出会いだったと今にして思う。

    モーセの生涯についての話だった。
    あの有名なセシル・ビー・デミルの映画「十戒」の主人公だ。
    若き日のチャールトン・ヘストンの姿が心に焼き付いている。
    モーセは、イスラエルの子として生まれ、
    エジプトの王家に拾われ、王子としての教育を受けて育った男だ。
    彼は、その心の中でエジプトによるイスラエルに対する迫害と差別とに悩んでいた。
    ある夜、イスラエル人の奴隷に暴行しているエジプト人を見た、
    その時、彼はとっさにイスラエル人を助け、エジプト人を殺してしまう。
    モーセは、人殺しの罪を犯した男だった。

    そのことは、王の耳にも入り、
    モーセはエジプトから逃亡しなければならなくなった。
    40歳だったと言う。
    王家での贅沢な暮らしから一転して、かれは逃亡者となった。
    そして、彼はエジプトから遠く離れたナタナエル?の地で、
    家族をもち、羊飼いとして静穏に暮らしていた。
    40年間である。
    その間、彼の心はどんなでぁっただろうか。
    「人を殺し」「地位と財産とを失い」「故郷を追われ」「貧しい日々の生活」
    やはり、「挫折」と「後悔」と「諦め」の人生ではなかったのではないだろうか。

    「ああすればよかった」
    「もっとこうした生き方ができたのではないだろうか」
    「私のような者は、生きるに値しないのだ」
    そして、ある日、羊を放牧している山で、
    彼は枯れた芝が燃え続ける炎と出会った。
    彼が恐る恐る近づくと、その炎からモーセの名を呼ぶ声が聴こえた。
    「在って在るもの」
    「私はあなたと共に居る」
    「エジプトに行ってファラオと会い、イスラエルの民を解放させなさい」
    それが、80歳のモーセに対しての神の命令だった。

    この老いぼれ、貧しい、ただの羊飼いにそんな大それたことはできるはずはない。
    何よりもエジプトを恐れているのはモーセ自身なのだ。
    彼は、頑なにこの使命を拒むのだったが、
    神はすでにモーセを選んでいるのだ。
    神は、一本の杖を彼に与えた。それは、「奇跡」を起こす力をもった杖である。
    「出エジプト記」はこうして幕を開けるのである。
    ここからモーセの偉大な生涯が始まるのだ。

    その後、牧師さんから次のようなお話があった。

    人は、野望と夢に向かって生きる時代がある。
    しかし、失敗し、挫折することもある。
    その失意の中で、自己の存在すら疑うこともあるだろう。
    しかし、それも神のご計画の内なのだ。
    一人一人には、その人しかできないことが必ずある。
    その人を活かして、その人にもっともふさわしい、
    有用な役割を神はきっと与えてくださる。
    それが、神が人に期待する新たなる人生の転換なのだ。

    「恐れるな」「私が共に居る」その象徴がモーセの杖だった。

    モーセの挫折は、40年間続いた。
    その苦悩と孤独と絶望の後で、神と出会うのである。
    それを信じられるかどうかで、
    確かに人生は違った道を歩むと、この牧師のお話を聴いて思った。

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コメント: 全1件

from: ryoukannsannさん

2010年02月13日 20時07分46秒

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「Re:挫折の人生から」
日本の文化もすごく素敵ですよ。

仏教の中に「布施」ということばがあります。
その布施には 3つの意味があるそうです。
1つ目は財施・・・現在のお布施 お金での施しですね。
2つ目は法施・・・仏法で民を救うこと。そして
3つ目は無畏施・・人々が繋がって大丈夫だよって不安と恐怖を和らげること。

まちづくりや演劇やぷれジョブで皆 無畏施をなさっています。
キリスト教も求めることは人々が幸せになること・生まれてよかったと思えること。求めることは仏教も同じ。短い人生の中で。

良寛さんの新潟。
「淡雪の中にたちたる 三千大千世界(みちあふち)
   またその中に 沫雪(あわゆき)ぞ降る」
冬 あらゆるところに大丈夫だよっていう良寛さんの存在に気付きます。かなしみ(悲しみ・哀しみ・愛しみ)の雪。

不安と恐怖がビジネスになる時代
「無畏施」を 「今をつなぐ言葉」にしたいと思います。

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