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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2010年09月14日 05時54分11秒

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    目は、前についている

    ある意味、後悔することだらけである。
    しかし、昨日の朝、走りながらごくごく当たり前のことに気付いた。
    それは、目は前にしかついていないということだ。
    後ろを見るための目は、人には存在しないのだ。
    前だけ見ていればそれでよいのだ。
    きっと神様もそう思って、目を顔の正面にしたのだろう。

    それから、見える範囲も距離も限られているということだ。
    山頂からは遥かかなたまでも見えることもある。
    しかし、私たちの日常生活では、生活している場所の範囲だけが見えるのだ。
    この壁の向こうや、あの家の向こうは見ることはできない。
    これも当たり前のことだが、凄いことだったと気付いた。

    思い煩いが、人の心を苦しめる。
    過ぎ去ったことをいつまでもくよくよと後悔したり、
    ありもしないこれから先のことをいろいろと想像して辛くなってしまったり、
    それは、どこにも存在しない幻なのだが、
    人は、煩悩によって幻影を描き、その幻によって苦しむのである。
    己が勝手に創りだした幻影に。

    さて、実際見えるのは、何だろうか。
    今、私はパソコンの画面に向かって、一字一字を記している。
    土砂降りは小康状態となり、静かに夜があけようとしている。
    5時前から起きているので、少々眠たく、腹もすいた。
    今朝の天気では、走れないだろうと諦めている。
    この状況の中で、私に出来ることとは何だろうか。

    この掲示板を書き続け、今日の分を終わらせること。
    期末試験の次男を起こすこと。
    走れない体のために、ストレッチすること。
    今、できることはこんなにもある。

    しかし、母の癌は、なくならない。
    父と母は、今日も一日年をとる。
    次男の成績は、いくら親が悩んでも上がらない。
    手術が成功するかどうかは、その日にならねば分からない。
    今年の正月の家族はいったいどのように過ごしているのか。
    長男の大学受験と、次男の高校受験はどうなるのか。
    私の肝臓は、大丈夫なのか。

    これは、全て頭で考えている妄想である。
    いくら思い悩み、悶絶し、のたうちまわっても、
    過去は何一つ変わらない。
    いくら心配し、不安になり、勝手な想像をめぐらしても、
    未来は、言葉の通りに「未だ来たらず」なのだ。

    つまり、私が決定し、私が感じて、私が出来る範囲は、
    この目が感得した事実と現実の範囲のみなのである。
    過去は、見えない。未来も、見えない。
    見えないもので、心を煩わせ、混乱したり、憤慨したり、絶望したりすることはない。

    やっぱり物事、道元禅師が言ったように「眼横鼻直」だった。
    余計なことは考えるな。・・・莫作妄想
    見える範囲で、出来ることを、心を込めてやる。・・・衆善奉行
    それがまさに「喫茶・喫飯」なのだろう。

    「目は、前についている。」
    昨日の朝、走りながら気付いたこの事実に救われた気がした。

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