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  • from: クマさんさん

    2011年01月19日 06時34分40秒

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    余計なおせっかいの話

    最近いろいろな相談を受けることがあった。
    職場にボランティアで参加してくれている学生さんとも、
    いろいろなことを話す機会もあった。
    そして、いつも場面は違っていても、
    同じことを言っている自分に気づいた。

    それは、人とは、自分のことを見て欲しい、
    認めて欲しい、言葉をかけて欲しいという欲求があるということだった。
    また、
    児童の虐待が問題となっているが、
    その幼い子供に暴力を振るい、
    酷い言葉で心を傷つけている親たちこそ、
    実は、不安定な現状の中で、孤立して生きている人たちなのだ。
    そんなことを話していた。

    生活を支えるのは、確かに生活費というお金かもしれない。
    それでは、生活に困っているからと、
    すぐに虐待に結びつくかと言うとそうではないはずだ。
    逆にお金はあっても、虐待から抜け出せない親もいるだろう。
    徹底的に自分のイライラを弱い立場の幼児や児童にぶつける。
    そんな親に対して、無抵抗な子どもたちは、
    怖れ、傷つき、怯え、心が荒む日々になる。
    しかし、同じ想いを虐待している当の親は持っている。

    「言うことをきかないから。」
    「泣きやまないから。」
    「躾のつもりで、殴っただけだ。」
    しかし、殴った後で、すさまじい後悔と罪の意識に苛まれるのはそうした親の方なのだ。
    そうしてしまう自分の弱さを、一番知っているのは親本人だ。
    しかし、短絡的にカッなり、手や足を出してしまうのも親自身なのだ。
    その激した感情と、暴力と言う行為の間に、隙間が存在しない。
    人は、その隙間を「ゆとり」と呼んでいる。

    しかし、その心のゆとりとは、
    心が満たされていなければ決して生まれないものでもあった。
    それが、親自身の人間的な基本の欲求である、
    「私のことを認めて欲しい。」
    「私のことを見て欲しい。」
    「私に誰か言葉をかけて欲しい。」
    という人としての欲求がどれだけ満たされているかにかかっている。

    「孤独」と「孤立」は違う。
    人は、「孤独」である自分を知るから、人を求める。
    人は、「孤独」であるから、人を「愛」する。
    本当は、「個独」と書きなおした方が分かりやすいかもしれない。
    人は、「独り」でこの世に生まれて、生きている。
    しかし、人は、けっして「独り」では生きられない社会的な存在である。
    だから、その欲求に従い、相手を求める。かかわりを求める。
    そして、相手がその欲求を満たしてくれない場合は、
    もっと違った方法で無意識の中から、訴えを起こして来る。

    例えば、「暴力」「暴言」「異常行動」「非行」「反社会的な行動」「無気力」「無関心」「心の病」「虐待」等等。
    何だかその根本の原因は、同じように感じられるのだ。

    親が「孤立」し、子どもが「孤立」し、
    お互いがお互いでこの基本的な欲求が満たされず、
    欲求不満のままにお互いの感情や暴力だけをぶつけ合っている。
    その隙間、かかわりの距離感を見つけられずに、
    行くところまで行ってしまい、弱い立場の女性や子供が犠牲になってしまう。

    うーーーん。
    どうすればこの「孤立」した親たちを救ってやれるのだろうか。
    どうすれば、この「孤立」した人たちの、こころの欲求を満たしてやれるのだろうか。

    現代は、そんなに人たちへの救いの手を、
    地域社会がセーフティネットとして「おせっかい」にでも、
    提供していかねばならない時代に来ているのだと、
    思っている私は、いったい何をしたらよいのか考えている。

    余計なおせっかいが、大切な時代なのではないだろうか。

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    秋桜

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