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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2011/02/13 06:57:15

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    家庭教育とは、親にとっての自己教育

    子どもは、親の鏡。
    子どもは、親の生き方から多くを学んでいる。
    親がしっかりと人間として生きていたら、
    子どもは、その後姿を見ながら、自分なりに生きて行くはずである。
    いざという時、子どもの味方になり、体を張って子どもを守れる親である。
    世の中の人が何と言おうと、子どもを絶対に信じられる親でありたい。
    子どもには好きなことをやらせなさい。
    好きなことをやらせてもらっている自由の中で、親の愛を感じます。

    日曜日の朝は、「人間力」と「テレビ寺子屋」、「比叡の光」がある。
    人の話が、面白い。
    私もこの年になると、そんな話を虚心で聴けるようになってきた。
    瀬戸内さんのこの「子どもは親の鏡」という話は、
    彼女の幼い頃の両親から受けた影響を語り、実に興味深い話だった。

    親の生き方そのものが、家庭教育なのだ。
    また、その家庭の風土そのものから、
    子どもは環境の影響を受けながら育っている。
    それは、隠しようもなく、繕いようもなく、
    ただ日々の生活の中で親がどのように生き、
    子どもにどんな言葉をかけ、
    子どもの心にどんな喜びや悲しみを感じさせているかが、
    そもそも家庭教育なのだ。

    そう言われると、後悔ばかりの親のような気がする。
    子どもをたくさん傷つけてきただろうなぁ。
    酷いことをして来たかもしれないなぁ。
    もっとこうしてあげたらよかったなぁ。
    しかし、それが出来なかったのだから仕方ないと苦い後悔を感じている。

    この年になったから、虚心坦懐。
    人の言うことを素直に受け取れたりするが、
    子どもたちが幼かった時は、まだまだ突っ張りで、
    只管猛烈に突っ走っているばかりだった。
    酔っ払い。山登り。スキー。音楽。映画。ランニング。演劇等等。
    本当に子どもから見たら、いったいどんな父親として写っているのであろうか。

    「愚かだったなぁ。」と、己を振り返って後悔していたら、
    仏教学者が、親鸞の「悪人正機」について語っていた。
    「自力作善」の人では無く、「悪人」を阿弥陀様は助けようと想われている。
    今になっては取り返しの出来ない時間を苦い想いで後悔している私は、
    まさに親鸞の言う「悟ることのできない愚かな人間」である「悪人」だった。

    しかし、出来の悪い子ほど可愛いように、
    阿弥陀如来は、そんな愚かさに気づき悩んでいる人を、
    最も愛してくださるのだそうだ。
    それは本当だなぁと、凡夫である私は、その言葉を聴くだけで救われる。
    そこには「他力本願」という、仏の真意が存在するからだ。

    家庭教育は、ここで終わったのではない。
    家庭教育は、これからが本番なのかもしれない。
    私たちがどんな家庭をこれからも築いて行くのか。
    そして、私がどれだけ社会のために働けるのか。
    そんな私としての人間の真価を、いかにこれから磨き育てて行くか。
    私がどんな人生の終末を迎えるのか。
    それを子どもたちは、大人や社会への入り口に立った場所から、
    しっかりと真摯に見つめているのではないだろうか。

    「親父、しっかり生きてくれよ。」
    その眼差しは、そう私の背に語り、
    励ましてくれていることに、今朝、気づいた。
    家庭教育とは、子どもと言う鏡に写った自分の姿を謙虚に受け止め、
    虚心坦懐。素直に、日々人間らしく私が生き続けることにあるのだった。
    しかし、凡夫である私は、常に迷いと後悔の中にある。
    そこで、阿弥陀様は私の親としての視点から、
    私のような者を憐れみ、励まし、常に助けを与えてくれている。

    家庭教育とは、子どもから励まされる親自身の教育でもある。
    そして、子どもに恥じない生き方を、
    人間としてすることを選択し、実践する、
    親にとっての自己教育だったのかもしれない。

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