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from: クマさんさん
2011/04/19 06:03:59
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3週間
長男が自宅を出て自立してから3週間がたった。
いつSOSを出して戻って来るかと思っていたが、
私が思っていたより大人で、逞しくなっていることに驚いた。
まず、自活して生活していることだ。
料理はスーパーで買い物をして作っている。
ご飯は炊飯器できっちりと炊いて食べている。
調理法については、妻にメールで問い合わせる。
洗濯物も自分で干して、とりこんでいる。
たいしたものだ。
所属するサークルも、新人歓迎コンパを周り、
ある音楽系のサークルに決めたそうだ。
そこには高校時代少しだけ一緒にバンドを組んだ仲間がいたそうだ。
そんなん出会いも大学生活には待っている。
妻が昨日アパートを訪ねたら、友達がいたそうだ。
それでは我が家に帰る足も遠のくということだ。
今朝、洗濯物をたたんだ。
その膨大な量の洗濯物の中に、長男のものはなかった。
いつもいつも朝は私が声をかけて起こしたが、
長男の部屋は静かで、寒い気がする。
晩飯を食べる時に聞いた彼の声も今はない。
もちろん「行ってきます」の握手もなかった。
巣立つと言うことは、こういうことなのか。
巣に残された親たちは、そんな不在を巣の中で感じている。
しかし、妻は新たな喜びを見出してか、
何とも張り切っている。
長男は、何かと妻に頼り、助けを求める。
妻は、「よしゃっ」とばかりに、駆けつける。
買ったばかりの自転車のハンドルが180度回ったそうだ。
妻は、その自転車を取りに行き、買った自転車屋に抗議に行くそうだ。
親父である私に対しては、長男は必要感を感じていない。
それでいいのだと、半ば頼もしく、半ば寂しくも感じている。
では、次男はというと、彼も私からは距離感を保って生活している。
だんだん携帯ばかりいじる男となってしまった。
静かだが、我が家にとっては大きな変革をとげた3週間だった。
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