新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマさんさん

    2011/07/15 06:23:35

    icon

    まっぴらごめんだ

    やっぱり4時過ぎに目が覚める。
    それにしても日の出が遅くなっていることよ。
    そんな地球の自転の傾きの変化を感じられることが、
    早起きの三文の得かもしれない。

    何気なくテレビをつけていたら、
    何と博多祇園山傘の奉納のライブ中継だった。
    5時にスタートするのだ。
    1t以上もある山傘を男衆たちが必死な形相で担ぎあげる。
    その緊迫感と懸命な眼差しに、
    何だか心が打たれ、博多の男衆から武士の生き様を魅せられた。
    770年も続いている祭り。
    そんな伝統と文化を形成する祭りがあり、
    その祭りと共に成長できる博多の男衆が羨ましかった。

    博多の日の出は5時19分だった。
    新潟が明るくなっても、山傘を担ぐ博多はまだ夜明け前だった。
    みれも地球の自転を感じた事実だった。

    歴史と伝統で築かれた地域独自の文化も失われてしまうのか。
    もし、佐賀で原発が爆発したら、この祭りも消えてしまうのだ。
    原発とは、電気がどうこうの問題ではなく、
    人間が人間らしく生まれ育ったその土地で生きていけるかという問題なのだ。

    人間のやることには失敗はつきもので、機械は故障することを当たり前とする。
    技術者はその人間が犯すであろう失敗と、
    いずれどこかで破綻をきたすであろう造り物の脆さとをしりながら、
    どうすればそのリスクを回避できるか考え、工夫する人だ。

    絶対の安全と言った瞬間、そこには嘘が発生する。
    そんなことは、科学者や技術者は知っていることだからだ。
    絶対の安全を宣言してしまった後は、小さな事故は隠すしかなく、
    大きな混乱を招く事実は隠ぺいし、ほとぼりが冷める時期を待つ。
    絶対と言う言葉を使ったとたん、人は嘘つきにならねばならないのだ。
    そのうちに知らぬ間に、自分の地域までも放射能に汚染されていたりする。

    牛肉がセシウムに汚染されていた。
    基準値の数倍の量であるそうだ。
    「すぐに健康には影響を及ぼすものではありません」いつもの答えだ。
    屋外に置かれていた牧草が放射能に汚染されている可能性がある。
    伊達市では、幾つかのホットスポットが発見された。
    放射能の影響を恐れて、町から退避しようとしても、
    政府が認めた避難区域以外の人たちの自主批難に対しては補償はないそうだ。
    未だこの猛暑の中避難所で避難している大勢の人たちがいる。
    ここから出て仮設住宅に入ることもできるが、
    そうすれば生活費は全て自分で払わねばならない。
    災害弱者の人たちには、仕事もお金も全て失っている人たちだ。
    その人たちには、未だに日本中から集めた義援金が届いていない。

    放射能の恐ろしさをやっと教えられた国民は、
    本当に放射能に汚染させられた地域に住み、その恐怖にさらされている。
    子どもたちの健康のためにと、他県に避難し、
    家族がバラバラに暮らしいてる話も聴いた。
    ある地域から人々は逃げ出し、そこは既に誰も住まない町となっている。
    政府はとうとう原発事故終息までに十年以上かかると発表した。
    とにかく「戻ることは不可能」なのだ。

    避難した人たちは、その土地でゼロからまた新たな生活を積み上げなければならない。
    家族の生活。一人一人の人生と夢。
    そして、その地域に残されていた歴史や文化・伝統。
    そして、名産品の和牛だけでなく、食物全てが放射能のおかげで食べることができなくなった。
    「どうしてこんなことになってしまったのか」

    簡単な話だ。原発は放射能だからだ。
    柏崎・刈羽原発は活断層の上に建っている。
    断層が想定以上に動き、地殻に亀裂が起き、地割れして原発を飲みこんでしまったら、
    この原発はどうなるのだろうか。
    再び東日本に大地震が起き、津波が襲ってきたら福島の原発はどうなるのか。
    福島の原発が水蒸気爆発を起こし炉心の全ての放射性物質が放出されてしまったら、
    人間は絶対に近づけない状況となり、
    他の原子炉もその影響で爆発してしまったらどうするのだろうか。

    これ、実は全て想定される事実なのだ。
    科学者や技術者は、神様ではないのだ。
    「地震は来ません」「津波は来ません」「各断層はありません」
    「原発は爆発しません」「放射能は漏れません」
    絶対安全を今でも宣言している人たちは、
    どんな根拠で、そんなまやかしを言えるのだろうか。

    ユッケで死人を出してしまった企業は廃業した。
    東電は、自ら責任を取って、自主的に原発を停止し、廃炉にすべきではないだろうか。
    それが社会に対する企業責任だと私は思う。

    私は、この山ノ下で住んでいたい。
    決して避難区域にしたくはない。
    今ならばそれが可能なのだ。
    しかし、爆発してからでは遅いのだ。
    そのことをまだ人々は理解していない。

    来年の博多で祇園の山傘が走れるためにも、
    私が来年もこの町でいつものような生活ができるためにも、
    放射能はまっぴらごめんだと、みんなが言えばいいのだと私は思う。

    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 3

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件