新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

親父たちよ

親父たちよ>掲示板

公開 メンバー数:62人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: クマさんさん

    2011年07月20日 18時57分17秒

    icon

    哀悼 原田芳雄様

    足の裏の調子がよくないために、
    走ることをためらっている。
    医者は飲み薬と胃薬を二週間分出したが、
    これぼられすぎだろうと思っている。
    だから、この薬を使い切るまで飲み続けようと思っている。

    昨日、帰ってからニュースを見て絶句した。
    原田芳雄さんが、亡くなった。
    私の永遠の憧れの男。
    彼がいたからこそ、私は曲がったまま真っ直ぐに生き、
    東京の大学を目指し、映画修行に勤しむことになったのだ。

    「赤い鳥逃げた」なんていう映画をご存じの人はいないと思う。
    桃井かおりがデビューまじかな初々しさでアンニュイに演技している。
    藤田敏八は、私の映画の神様だった。
    日本にもニューシネマの時代があり、その後ATGと独立プロの映画が続くのだ。
    何と言ったって「祭りの準備」のたておちやんだ。
    あの駅のホームでのシーンは日本映画の秀逸なる名シーンだ。
    東京に脚本家らなるために汽車に乗って旅立とうと言う仲間に、
    警察に追われている芳雄ちやんが見送りに来るのだ。
    中島丈博の自伝だというこの映画で、
    無頼のチンピラ芳雄ちゃんは輝いていた。
    惚れた。こんな男に私もなりたい。
    その圧倒的な存在感と生き様とに、心奪われ、
    役者とは原田芳雄なのだと、私は今でも思っている。

    林好夫のパックインミュージックで、
    山崎ハコのデビューに出会い、
    桃井かおりの歌を聴き、
    秋吉久美子は私にとっての永遠の女神となった頃、
    孤独な私には、やっぱり原田芳雄のギターで歌う「プカプカ」が心に沁みる名曲だった。

    役者の存在感は、優しさに他ならない。
    居るだけで美しい男は、それは原田芳雄ちゃんだったのだ。
    71歳。そうだよなぁ。でも、早いよなぁ。
    どうして私は、芳雄ちゃんに会いに行かなかったのかと、
    今では悔やまれる。
    会いたかった。見たかった。そして、せめて声だけでも聴きたかった。

    松田優作さんは、死んだ。
    原田芳雄ちゅんも、死んだ。
    おいおいこの道を表現できる日本映画の俳優は、誰になるのか。
    何だか、僭越ながら無性に53歳にして役者になりたくなった。

    私の永遠の憧れの人、原田芳雄さん。
    どうぞ今でも役者たちの魂の中で生き、語り、歌ってください。
    私をこれまで育ててくれた映画の一時代が幕を下ろしました。
    あなたの訃報を聴き、その幕が崩れる音を聴きました。
    願わくば、私の中でも生き、語り、歌ってください。

    私と言う魂の舞台では、まだまだあなたはヒーローとして生きています。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件