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  • from: クマさんさん

    2011年09月11日 10時29分17秒

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    神様のカルテ

    想ってくれる人がいるから、生きられる。
    想ってくれる人がいてくれることは、しかし稀なことなのかもしれない。
    人は、想ってもらいたいと願いながら、その分自分が想う人にはなかなかなれない。

    想うという漢字が、なかなかいい感じだと思う。
    相手の心である。
    それは相手への心なのではないだろうか。
    辛くはないだろうか。寂しくはないだろうか。独りぼっちではないだろうか。
    そんな心配をいつもしている。
    心配とと言う漢字も、心を配ることの大切さを教えてくれる。

    私たちは、心という目には見えないが、
    生きて行くためにはとてもとても大切なものを、
    人と人との間にやりとりできる能力をもっているのである。
    私があなたに捧げている想いとは、目には見えないものである。
    でも、その心の想いは確かに存在し、それは熱く相手の心には伝わるものだ。
    相手のその熱さも私は感じ、それを受け止め、エネルギーとする。
    目には見えなくても存在するものを信ずる力こそ、大切な力なのだ。

    余命半年を宣告された癌患者がいた。
    70歳。元小学校教師。独り暮らし。家族はなし。
    医師はただ宣告をして、「残りの人生を楽しんでください」とカルテを閉じた。
    孤独と絶望との中で、彼女は一人の医師のことを思い出した。
    たった一回偶然に受信した若い内科医だった。
    彼は、彼女の病気に対して細かな文字で克明に数枚のカルテを書いていた。
    彼女の手元に届いたそのカルテを見て、彼女はその医師を訪ねようといろいろと探した。

    ある日、彼女は彼の前に立ち。自分の最期を看取って欲しいと頼んだ。
    彼は、彼女の切実な想いを受け止め、想いをもって応えた。
    想いで人はつながる。
    彼女は死期を感じながらもとてもとても充実した幸せな日々が続いた。
    それは看護士や医師が想いをもって彼女の最期の準備をしてくれ、
    懸命に心配りをしてもらえたからだった。
    想ってもらえることは、実に幸せなことだった。

    人は、想ってもらいたいと願う分以上に人のことを想っているだろうか。
    しかし、想ってもらえたことよりも、
    人のことを想ってやれた分だけ、本当は人は幸せになるのではないだろうか。
    その究極の人が、仏様だったりする。
    想いを通した絆づくり。

    「神様のカルテ」

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