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親父たちよ

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  • from: クマさんさん

    2012/08/18 17:14:35

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    物語りを語り継ぐ

    昨日、「ダークナイトライジング」を観て来た。
    知る人ぞ知る、バットマンの映画だ。
    全てを失った男が、それでも命を賭してゴッサムシティーの危機を救うために立ち上がる。
    地底の牢獄から脱出するために、命綱をはずして跳び移るシーンには感動だった。
    艱難辛苦。まさに、彼はそのどん底に叩き落とされた。
    それでも、彼が核爆弾を運び海上で爆発させるのは、
    彼で全てが終わらないことを知っているからではないだろうか。

    私たちは、語り継ぐべきものを語り継ぐべき使命を帯びてこの世に生きている。
    その語り継ぐべき物語とは、その人それぞれであるが、
    人は、次の時代に生きる人たちに真実を伝えて行く義務をもっているのではないかと、
    私は、思うようになっている。

    それは、ある意味では、グスコーブドリの生き方なのだ。
    バットマンの監督のノーマン・ライアンの哲学では、
    現代の腐敗した世こそ、バットマンを求められる世はないということだった。
    まさに、恐るべき闇夜が支配する時代が到来しているなら、
    その闇夜に光を与えられるのも、やっぱり人であるのだ。

    その光としての真実を、誰かが時代と離れ、時代から蔑まれ、時代から追い払われた億万長者の御曹司が受け取り、
    見過ごすことができるのに、
    見過ごすことをせずに、弱き自分を克服して、
    果敢に挑む姿が、バットマンなのだった。

    私は、物語の存在を信じている。
    実は、私たちが語り継ぐべきものは、物語として語り継がれて来ているのだ。
    それは、時には伝説となり、言い伝えとなり、啓示となり、聖書となっている。
    物語りは、その物語の世界を通して、
    私たちがいかに生きるべきかを伝えているはずだった。

    私は、そんな物語の力を信じている。
    私ができることは、実はとてもとても単純で当たり前で純粋な魂が輝く物語を、
    これからも、紡ぎ続けることこそ、私の使命ではないかと考えている。

    本当の事は、とてもシンプルなのだ。
    実は、本当にそれでけでいいのだ。
    なのにこの世の中は、それを複雑にし、
    あたかもそれではないものをそれなのだとまやかしばかりを教えて来た。

    そこから外れると、生きられないよ。
    そっちに行ったら、戻って来れないよ。

    でも、そう警告し、大人びた顔で教えを垂れていた世の中こそ、
    明日をも知れない大混乱なのだ。
    この無常の世の中を渡り切るための確かなパスポートは絶対存在しないのに、
    あたかも、そんなものが存在するかのように人々を騙し、
    今日だけ、上手いこと生きればいいのだと、うそぶいている。

    百年後の人類の幸福に繋がる選択だけが、幸せの選択なのだ。
    私たちに今世の中が与えている幻想に、
    本当に百年後の真実はあるのだろうか。

    世の中を観るな。
    己の魂に問いかけ、その魂の言葉だけに聴き従え。
    実は、バットマンとは、そういう男なのだった。

    世の中に聴くな。
    魂に聴け。

    実は、この魂の声は、同じことをきっと私たち一人一人に語りかけているはずなのだ。
    なぜならば、魂が繋がる根源が一緒だからだ。
    その深い、深い、グランブルーから聴こえる言葉は、
    私たちに何を語りかけてくれているだろうか。

    私は、その言葉こそ、「愛」なのではないかと考えている。
    愛を解き明かす。
    愛を全うする。
    または、愛に殉ずる。

    それが、そうしたブドリのようなバットマンのような生涯が、
    人だけが持てる物語であり、
    百年後の人類に幸福をもたらせるための唯一の道なのだった。

    私は、ある人に出会い、そのことに気づいた。
    私は、ある人のために物語りを書いた。
    私は、その物語が語り継ぐべきものだと悟った。

    そして、私が物語りを生きることこそ、その人への真実の愛であると悟った。

    バットマンは、そこに気づいたのだ。

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    さけ

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