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from: クマドンさん
2016/01/13 09:14:57
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行を行ずる
今朝も静かに雪が降っている。
ふらりふらりと雪が一つ一つ風に舞って降りて行く。
ほんの束の間の晴れ間をみて、大山台に散歩に行った。
凍みる風が心地よかった。
やっぱり独りで生きていればそれでいい。
必要とする人がいたら、その人と共に生きればいい。
ふと、降る雪がそんなことを教えてくれた気がする。
「ほんとうはなんにもないんだよ。」
「人間のすることはあてにならない。」
ああ、そうだなぁと自分のことを振り返ってそう思う。
はっと気づけば、今の私だ。
まだ数年前はそのあてにはならないものを求めて東奔西走。
よくよくやってきたなぁと自分を褒める。
しかし、そんなものはどこにもない。
今では、そうして追い求める気持ちも遠くの自分となったようだ。
「行を行ずる。」
さて、自分にとっての日々、刻々の行とはなんだろうか。
それは外には求めずに、ここにある当たり前のことをありがたく感ずること。
私が想いをもつことはできるから、その想いを伝えること。
自分でできることが少しでもあったら、率先してやること。
自分を一番後にして、ゆっくりとみんなの後から歩くこと。
そうして、ちっぽけになればなるほど、
それが、「いのち」という自分を行ずることになるのかも。
こうした生活だから、こうした生活だけに許されている時間がある。
朝は目覚めたら、ゆっくりとストレッチと瞑想をする。
朝食までの時間は、新聞を丹念に読む。
朝食を食べる時は静かに手を合わせ感謝して、一粒一粒を噛みしめて味わう。
少しの時間でも見つけては自然の中を散策する。
友にメールを送る。
さて、本当に贅沢なことだけど、それはある。
ほんとうは何もないけど、あるものはある。
あてにはしないし、期待はしないけれど、
そのささやかなあるものを感じ、それを行ずることが大事ではないかと思っている。
意識して、気持ちをこめて、丁寧に、思いやりをもって、
何か人のためになることや、善いことはできるはずだ。
それから、自分の「いのち」にとって誠実にあればいい。
今、すっとお日様が差してきた。
さっきまで灰色だった外の光が、輝いていた。
そんなもんなんだ。
どうなるかは、誰にも分からない。
なのに、自分独りで悩んだり、困ったり、苦しんだりだ。
頭で考えることはやめればいい。
今、ここ、わたし。わたしのいのち。
そこに行じたいと今朝は想った。
これから新大の外来だ。
初めての外来で次の治療への見通しが立てられる。
3本の管が抜けることを祈っている。-
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