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  • from: クマドンさん

    2016年01月23日 12時06分02秒

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    介護の話は難しい

    さて、昨日は天下分け目の関ヶ原だった。
    入院中の叔母の介護について、親戚の叔母や叔父、ケアマネージャーの人と、
    今後のことを決定する話し合いがあったからだ。

    叔母は87歳。
    手足の麻痺で自立した生活ができないので、急な入院だった。
    ところが、入院にはリスクがあり、叔母の認知症が少しずつ進んで行った。
    医療的なケアはこれ以上は受ける必要がなくなった叔母は、
    やはり早期に退院の対象となった。
    しかし、独り暮らしの叔母は自宅での自立ができないために、
    妹のT叔母と同居することが求められた。
    つまり、突然叔母に対する介護支援の必要ができたのだった。

    親子なら、私がそうだったように私の判断でことは進められる。
    ところが、92歳を筆頭に80代4人の姉妹家老たちにとっては、
    妹の今後のことなので、
    それぞれがそれぞれの意見を入れて介護をしたいと願い出た。
    「可哀想だ」「家で面倒はみるべきだ」「あんたが世話するのは当たり前だ」
    こうなってくると、お互いの事情を考えると、
    やっぱり姉妹で一番年下のT叔母に白羽の矢が立つのだった。
    「私たちは、何でも手助けするよ」しかし、それが難しいのだ。

    叔母は、手足については回復したが、
    介助なしにはベッドから起き上がったり、
    トイレまで歩いたりすることは難しかった。
    自分で力が入らない人の介助は、なかなか力を必要とするものだった。
    それを80歳の叔母ができるはずはないのだった。
    しかし、自宅での介護を中心にすると、まさに典型的な老老介護となってしまう。

    そのリスクをどうしても避けたかったので、
    私は、ケアマネージャーの人と相談して、
    負担のかからないような方法を模索した。
    そして、退院後にすぐにショートスティに連泊することを決めて提案した。
    一昨日までは、「そうだね。それがいいね」と言って一度は決まった。
    ところが、昨日の朝、「やっぱりそれは駄目だ。家に帰らないと可哀想だ」と、
    全てのことが逆転して、白紙に戻った。

    本当に今回のことでいろいろと学んだ。
    それは、介護する人と介護される人との感情的な問題と体力的な問題だった。
    「可哀想だからなんとかならないのか」
    「私は、家に居たい」
    それは、やっぱりそうなんだろうけれど、
    心情的な想いと現実とは、なかなか寄り添った方向には行かないものだった。
    病院のスタッフも、ケアマネージャーも、誰が見てもその希望は無理だった。

    しかし、人である。
    その心情や家族に対する想いと同情をないがしろにしては、介護の話は進まない。
    もちろん一番大事にしなければならないのは、介護される当事者の想いと願いだ。
    ハード面のシステムは、本当によく整備され、人には優しいものとなっていた。
    80歳代の叔母たちの老老介護の現実と、
    精神的にも体力的にも明らかに無理である現状とで、
    どうお互いが納得して、折り合いをつけるかが大事なことだった。

    そこが、コーディネートするケアマネージャーの人柄と手腕となっている。
    天下分け目の戦いにどう決着をつけ、
    介護する人も介護される人も、お互いにこれでよかったと満足する落としどころへ、
    どのように導いていくか。
    昨日の二時間近くに及ぶ話し合いの醍醐味はそこにあった。

    さて、その発熱した話し合いの決着は、その場で着くことができた。
    本当にケアマネージャーのKさんに感謝している。
    話し合いが終わったら、叔母たちはみんな笑顔で、すっきりとした顔だった。
    腑に落ちた結論だったのだろう。
    「よかったねぇ。ありがとうございます」と、頭を下げた。

    しかし、その叔母たちもいずれ行く道だった。
    私の問題なんだと思って考えてくれたら、こんなにも二転三転しなかったのに。
    この独り暮らしの叔母たちの介護についても、
    どうも私の役割となりそうだなぁと思いながら、円満に話し合いは終わった。

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