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  • from: クマドンさん

    2016年04月29日 06時45分28秒

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    山ノ下祭り・宵宮

    昨夜は、山ノ下祭りの宵宮だった。
    何年振りだろうか、太鼓を叩きに雨の中出かけた。
    お祭りの法被に着替えて、地下足袋を探して驚いた。
    田んぼの中でも入ったのだろうか、泥だらけのまま放置されていた。
    もっと悪いことに、いつどうしてこうなったのか思い出せない。
    朝ごはんを食べたことを忘れてしまう認知症のような恐怖に襲われた。

    一番太鼓には、長男と彼の仲間たちがいた。
    ここはもう私の出番ではないなぁと、
    二番と三番辺りでうろうろとして太鼓を叩いた。
    実はこの太鼓、24歳の長男が小学1年生から始めたから、
    もう16年間もたっている。
    彼がどうしても太鼓を叩きたいと言うので無理して入れてもらったのだ。

    秋祭りでは、夜太鼓を習う子どもたちのお世話係だった。
    Sさんからテキストを書いてもらい、
    叩けない私が自分なりに子どもたちに教えていた。
    前の小僧で、不思議なものでいつの間にか私も太鼓を叩けるようになった。
    祭りでは、初めは一番太鼓を押す係だった。
    酒を飲み、酔っぱらいながら、太鼓を叩く子どもや若いものに声をかけた。
    それだけだったのに、いつの間にか一番太鼓を叩く人になっていた。

    何年振りの復帰だった。
    そしたら、景色が変わっていた。
    あれだけやいのやいのと威張っていた先輩方の姿が見えないのだ。
    昔は、よくよく怒号が飛び交ったものだった。
    本当に困ったものだと想いながらも、これが祭りの楽しさでもあった。
    その偉大なる先輩方は、昨夜はどこへ行ってしまったのだろう。
    世代の交代をここでも感じた。

    私の太鼓の響きは、長男に言わせるとでたらめの響きであった。
    正統派の音からすれば、それはどこの太鼓だと言われる音だ。
    しかし、私はそんな太鼓を叩きだすと止まらなくなってしまう。
    笛の音が後ろから聴こえてくる。
    私の太鼓に調子を合わせる。
    私は私で太鼓と笛の掛け合いに没頭して、まさに忘我の境になる。
    ぴったしと息が合うと不思議なのだが、実に快感なのだ。

    自己流・我流・我が道流の太鼓の響きだが、
    叩き手の少ない太鼓を独り占めして、ただ只管叩き続けた。
    右手の人差し指の付け根を一皮むいてしまった。
    まだまだ修行が足りないようだ。

    一番の営業は、若いもんに任せて、
    私は、初めて二番・三番と一緒に帰った。
    世代交代。その中の一人が私のようだ。
    しかし、面白かったなぁ。楽しかったなぁ。今でも響きが聴こえるようだ。

    次は、笛だと密かに思っている。
    やっぱりこの祭りは、一生ものなのだと改めて感じた。

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