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  • from: クマドンさん

    2017年03月23日 15時25分38秒

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    信じられるものこそ

    「クマさんは、どんなことを信じて生きていますか?」
    Sさんとの電話の途中で、彼が何気なく聴いてきた。
    いや、何気なくではなく、それは私の生き方そのものの本質に迫る問いだった。

    2月末、私はY福音教会に転会をお願いした。
    それはこの教会の女性の牧師であるH先生が、
    この4月からタイへの宣教に行かれることを知ったからだ。

    私は、28歳でN福音教会で洗礼を受けた。
    それは私を導いてくださった下川先生との出会いがあったからだ。
    まさか、私が、クリスチャンになるとは。
    それは、やっぱり神様からの恵みだったと思う。

    しかし、32歳で結婚をして、村上に転居してから、
    私は、信仰生活から遠ざかっていた。
    25年間位も、私は教会と離れ、信仰とも離れ、祈りとも離れた生活をしていた。
    そんな私が、あることからまたこのY教会に導かれたのが、4年前のことだった。
    どうしてこの教会に礼拝に通うことになったのかは
    、私自身の孤独で寂しい生活故のことでもあった。

    人生の転機とは、いったいどこに準備されているかは、
    誰にも予想がつかないものだった。
    母が4年前に亡くなり、父が認知症のまま腎臓を患い病院に入院した。
    私は独りぼっちとなり、心の虚しさと、行ってきた生活に深い後悔を感じていた。
    行き場のない寂しさから、心の拠り所として、
    自分の居場所として、この教会を求めたのだと思う。

    そして、2年前の12月に生き死にの大手術。
    この手術と術後の長い長い入院生活の中で、私が悟ったのは、
    「頼れるのは人ではない」ということだった。
    いくら人に頼ろうとも、甘えようとも、
    この身体の痛みと苦しみとは私だけのものだった。

    痛みで苦しみ、不眠になり、幻覚すら見えるようになった。
    そんな眠れぬ孤独な夜に、私は、祈っていた。
    何だか必死に語りかけていた。呼びかけていた。
    その病院の薄暗い闇に向かって、
    私が語っていたことは、赦しを求める悲痛な言葉だ。

    ただひたすら、気が付くと語りかけていた。
    とにかく、語ることで無心になれたし、心が落ち着いた。
    そうすると不思議と痛みも感じられなくなり、不安定な気持ちを忘れることもできた。
    「語りかける」それでは、その相手とはいったい誰なのか。
    その薄暗い個室の病室で、私はその人がそこに居てくださることだけで、
    ありがたく感じた。

    この私の言葉を聴いてくださる人がいる。
    何よりも、私が何も語らなくても、
    そのままで私のことを分かってくださる人がいる。
    そして、その人は、どんなことがあっても私を見捨てず、
    私の傍に佇んで私を見守ってくれる。

    痛みとは、絶対の孤独。死にたいぐらいの切なさの中で、
    私の痛みを取り去ることはできなくても、
    その私の寂しさや、辛さや、後悔や、どうしょうもない愚かさを、
    そのまま感じて、それでいいと、受け入れてくださる人。
    その人に私は出会った。その人は、そこに居た。

    私は、人に求めれば求めるほど、辛く寂しい想いを感じた。
    しかし、その人は、ここに居てくださる。
    それだけで、私にはありがたかった。
    その人とは、イエス様だった。
    私は、そんなこんなの孤独で寂しい夜に、信仰が与えられていたことに感謝していた。

    何だか、この夜のために、私がまた教会に通うようになり
    御言葉を聴くようになった気がした。
    「不思議ですね。私が信仰をもっていることは、ただただ恵みです」と、
    Sさんに語った。

    「Sさん、人は死にます。その死ぬときほど、
    人は孤独を感ずるときはないと思います。」

    「誰も私の代わりになれません。死ぬのは私です。
    さて、その時、私は決して独りではありません。」

    「そんな確信をあの夜に私は得ました。
    それは、そこから始まるいのちがあることを信じられるからです。」

    Sさんは、今年80歳になる。私は、今年の8月で60歳になる。

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