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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2018/04/12 08:26:56

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    空っぽの気持ちよさ

    「退職した親父たちよ」だな。
    毎日、何事もなく、何もせず、ただ、ぼーっと生きている。
    そのぼーっとした時間の流れに徹せられたら。
    いや、そんな固いことではなく、
    ただなんとなく生きていけたら、それでいいと、何だか想う。

    時間があるから何かをしなければとは想わず、
    時間が無駄だからあれもこれもとも想わず、
    泰然自若。
    なんとなくのほほんと生きることって、
    心にも身体にも、とてもとてもいいことではないだろうか。
    何かをせねばと焦る自分と格闘しながら、
    とにかく平穏無事なることを、よしとする毎日を送っている。

    昨日の朝は、流しの棚の中の整理整頓だった。
    山積みされ、何がどこにあるのかも分からない状態だった。
    まず、その引き出しの中を整理するためには、
    その中身を全部出すことから始まった。
    まず、空っぽなんだ。

    一つ一つ出しながら点検をする。
    賞味期限はどうか。
    まだ使えるものなのか。
    仕える頻度はどうだろうか。
    近々に使えるものは、手前に置いてと。

    ごたごたと乱雑になっていたものは、
    一回そうやって取り出して、分類することで、
    再びすっきりと仕舞うことができる。
    整理整頓をするためには、まず、空っぽにすることだ。

    それは、私の思考回路も同じようだ。
    中がいつも詰まっていると、
    次に新たなる発想や考えが入らないものだ。
    また、乱雑に積み重なっているために、
    どこに何があるのか皆目見当がつかない。
    本当は、みんな捨てても困らないどうでもいいものなのだが、
    せっかくあるのだからと、捨てるに捨てられないものだらけ。

    えいっ、ままよ。
    どんどん捨ててしまうと、捨ててしまったものの存在すら忘れている。
    つまり、あってもなくてもどうでもいいものが、
    どんどん時間と共に溜まっていたということだった。

    ところが、この整理整頓にかける時間と心のゆとりがこれまでなかった。
    だから、三年間もたった一つの段ボールが放置されたままだった。
    その中身を取り出し、要るものといらないものとに分類し、
    要らないものをゴミ袋に入れ、紙ごみとして縛ってしまい。
    必要なものだけ小さなトレーに入れてみたら、
    何と元のガラクタの5分の1の量になった。

    断捨離という言葉があるが、
    ガラクタをみんな出して、一つ一つ分類すると、
    実は、もう絶対に使わないだろうというものに溢れていることに改めて気付く。
    若い頃は職場を引っ越す度に、段ボール3つくらいは家に持ち帰った。
    冊子や資料や論文や書類のバインダーだった。
    あれもこれもいつか使う日が来るはずだと、
    その時は、きっとそう判断したのだと想う。
    でも、その段ボールは封印されたまま20年もたっている。

    無暗に捨てることもないが、
    後から使うからと、余計なものを大切にとっておくことはないのだ。
    50歳を過ぎてから、職場に私物を増やさないことにした。
    仕事に必要な文書は、賞味期限を決めて、一気に処分した。
    文書の綴りのファイルは、定期的に空っぽにした。
    それは、後から、必要な文書をそこに綴じるためだ。

    まず、空っぽにすることだ。
    この日々の生活も同じなんだな。
    まず、すっかりと空っぽにしてから、一日を始める。
    昨日はどうだったとか、明日はどうだとかは、感知せず。
    ただ、朝は45分間のストレッチとヨガで、
    すっかり心も頭も身体もリフレッシュすることだ。

    心に何も持たない。
    心をすっかりと明け渡し、すっからかんにする。
    すると、素直に妻に「おはようございます」も言える。
    妻に作ってもらった味噌汁を「おいしいね」とも言える。

    とにかく、昨日の想いや悩みや腹が立ったことは、
    全部全て賞味期限が過ぎたもので、
    全く今日の私には不要なものだった。
    まず、空っぽにする。
    分類しても大したことはないのだから、大部分は捨ててしまう。
    きれいさっぱりと、一日を始める。

    それでいいし、それがいい。

    空っぽにするから、リセットできる。
    どんどん捨てるから、すっきりと大事なものだけ整理整頓して残される。

    迷ったら、心が動いたら、ちょっと気持ちが乱れて来たら、リセットする。
    その還って行く原点の心の状態が、
    ヨガの深い深い呼吸によって沈み、落ち着いた心の状態なのだそうだ。
    還る場所があれば、そこへ還ればいい。
    しかし、忙しく毎日を生活している人たちには、
    そのリセットするゼロポイント。
    還る場所が分からなくなっているような気がする。

    空っぽにすればいい。
    空っぽは実に気持ちいい。

    だから、長年手を付けられなかった引き出しを開けて、
    一時、空っぽにしてみよう。
    すると、きっと視覚的にも空っぽの気持ちよさが感じられるはずだ。

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