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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2018/10/26 05:18:24

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    独りであることの喜び

    歳をとらないと分からなかったな。
    そんなことが多くなった。
    それは、何だか不思議だなぁと想うことが多くなったからだろうか。

    自分で何とかできることは、限られていた。
    いつも向こうから何かがやって来た。
    その事に対していくら抗っても、
    断っても駄目だった。
    「これが、あなただ。引き受けなさい」
    いつもそうだったなぁと、自らを振り返ってよくよく感ずる。

    確かに自分が決めて、自分が考えて、自分がそうする道を選んだのだが、
    どうも、本当はそうではなかったのではないかと、
    そういうことが不思議な気付きだ。

    歳をとるということは、振り返る時間と空間とが長く、広くなるということ。
    だから、40代・50代よりも、
    そうした自らの経験や体験を多く持ち、
    その分、失敗体験も多くある。
    そして、その失敗体験こそ、大事な次への生きる指針だったと、
    やっと歳をとって分かって来た。

    向こうから来たものは、
    私にとっては、真実であり、真理への真っ直ぐな道。
    私が妄想して、自分勝手に考えて決めたことは、
    私だけの我儘な道。
    その違いが、だんだん分かって来た、私。

    つまり、来たものは拒まずだった。
    来たものは、きっと来るべきものだった。
    そして、それは、来るべき時に、来るものだった。
    何と言ったらよいのか。
    それだけ、私は大いなるものに愛されているという自覚。
    そして、その目には見えないおおいなるはたらきは、
    こうして私の経験や体験を通して明らかであることの驚き。

    私が、私をやっているうちは、いつまでも私は救われない。
    私が、私を捨て、身心脱落した時、初めて、私となることの事実。
    だから、今、ここでは、日々、少しずつ、
    この私を消しゴムでこすってちょびちょびと消している私。
    私が、私をいらなくなったら、
    やっと本当の意味で楽に生きられるだろうと言う期待。

    だから、私の日々の修業は、
    このつまらない、我儘で、短気で、自分勝手な、とうへんぼくな私を、
    忘れるということ。
    私が、私を忘れた瞬間、私は、そのはたらきそのものになる。
    でも、私はね私として、ここに生きる。
    そのままの自然さで、あるがままで、
    その自由さを、その喜びを、日々、刻々と味わいつつ生きる。

    それが、いいと、やっと想えるようになった。

    だから、独りになった。
    人のことは、意に介さず、気にもしない、人は人、私は私。
    人からどう見られても気にしなくなっている。
    人のことばかり気にしていては、どうにもならないからだ。
    だから、私は、私のやりたいように生き、言いたいように言っている。
    でも、和は大切なものだから、その和の中には生息している。

    これが、実は、若い頃にはできなかった。
    だから、さんざんやっつけられたり、心を病んだりした。
    人とは、自分と違う異質なものを認めず、攻撃しやすいものだ。
    また、目立ったり、出る杭であったり、
    自分にはできないことをしていたりする人をやっかんで、陰口をたたくものだった。
    あの陰口。あの悪口。あの意地悪。
    それって、やっぱりあったな。あったな。

    今は、そんなこと、どうでもいいと、我が道を歩いている。
    嫌な人は、どこにも居る。可哀想な人。人として哀しい人だ。
    その人とは、我関せず。
    そのまんま。言われるまんま。やっつけられるまんまだな。

    もし、私が、その不思議を感じて、独りで生きているなら、
    どこでも生きられるのだと、今は、想える。
    だから、どんどん独りになったな。

    独りは、自由だ。独りは、楽だ。
    そんな独りを、むこうからやってきたことを一つ一つ歩きながら、
    やっと身に付けられてきたようだ。
    確かに、独りは、寂しい。独りは、哀しい。
    でも、独りであることの喜びは、ここにあるなとも、今は、感じている。

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