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  • from: クマドンさん

    2019年05月15日 05時24分23秒

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    縄文土器は、語るる

    疲れているなぁ。
    目が覚めてもまだ疲れがずんと残っている。
    歳なんだと、自分には言い聞かせている。
    自分自身の現状把握は、
    歳をとればとるほど大事なことになる。

    同じ歳の人が、まだフルマラソンに挑戦していると聞く。
    「身体に悪いから、止めればいいのに・・・」なんて思う。
    私もできればやってみたい気持ちもある。
    しかし、その無謀な挑戦については、
    自ら控えるようにしている。
    先回の角田山の登山で、左ひざの筋を伸ばしたらしい。
    その鈍痛が、今も続く。続く。

    さてさて、昨日、新潟市の埋蔵文化財センターに見学に行った。
    そこで、改めて1万年続いた「縄文時代」を体感した。
    縄文土器をじっと間近で見つめた。
    すると、本当に克明に丹念に丁寧に美しく文様が削られてひこに在った。
    同じパターンの繰り返しである。
    それでも、二つとないオンリーワンの手作業の作品だ。
    何よりもこの刻みに使われた時間が重い。
    心を込めて、想いを込めて、願いを込めて、
    この土器の壺は創られている。

    隣の弥生の土器を観る。
    色が明るく白っぽくなっている。
    フォルムはとても美しい。
    しかし、表面にはあの縄文人たちが創った文様が見られない。
    簡単な装飾は施されている。
    しかし、実用的なこの土器は、
    きっと大量に制作された一つなんだろう。

    一つであることと、大量な中の一つであることとは、
    こうして「在り方」か全く違うということでもあった。

    丹精を込めるという造り方がある。
    私は、縄文の人たちが刻んだこの線に、
    その人しかできない「人そのもの」を感じさせられた。
    弥生の人は、その土器からは見えては来ない。
    きっと工房のような場所にたくさんの腕のいい職人が集められ、
    大量に生産される仕組みの中で、
    量産された土器の一つだからだ。

    そこには、造り手の「在り方」が感じられない。
    それは、製品であり、手作りの作品とは呼べないものだった。

    土偶の顔を観る。
    本当にユニークな表情ばかりだ。
    これも一つとして同じものはこの世には造られなかったと思われる。
    三内丸山で、たくさんの土偶を観た時、
    何だか縄文の人たちのクオリティーの深さに感動だった。
    この土偶は、神様に捧げるために造られたものだとしても、
    この作者は、きっとこの作品を土で形を造り、顔を彫り、表情を造りながら、
    心から楽しんで、喜んで、造っていたのではないかと創造させられた。
    土偶を観ると、その土偶のような作者が観える。
    土器を観ると、その土器を丹念に想いをこめて造る作者が観える。

    しかし、弥生になると、その土器から作者が感じられない。

    何だか「生きる」と、「仕事」・「創作」とが一体である時代から、
    「生きる」と、「仕事」・「創作」が乖離りし、効率だけが目立つ時代になった。
    そんなことを、考えた。

    「クリエイティビティ(創造性)とは、仕事の内容より、むしろやり方や、
     それに対する姿勢。ひいてはあり方に関するものだと思う。」 西村佳哲

    他人と違う輝きを放つ仕事を、私もやりたいなあと、縄文の人から学んだ。

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